5、大企業と中小企業のギャップ

さて、25才の私は3年という修行が空け、いよいよ父親の会社に入社する日がきました。

「2代目」になるんだということよりも小さい頃から身近にみてきた父の会社だ!という少し嬉し懐かしな気分。

働くというより、父の会社で働く社員の心情はよそに、やっと帰ってきた。って感じでした。

メーカーで働いた息子が帰ってくる。どうせボンボンやろう。と当時の社員さんは色々思っていたでしょうね。

やはり初めは新規先営業。

会社の看板で仕事をしていたメッキは剥がれ落ちます。

「受注が取れない・・・。」

なぜ?変なプライド、自尊心も当時は強かったんでしょうね。きっと。

門前払いなんて。

メーカーの時なら訪問先の誰もが知っていてくれた。

でも地元企業のブランド無さ、メーカー名というブランドがあることで話を聞いてくれていたんだと。

見積をくれてたり、FAXで仕事を頂く事が当たり前になっていたんだとショックを受けます。

そして、こうなります。

訪問頻度が落ちる。

新規訪問先から受注を頂いても単発で継続しない。

価格を安く売り出す。

さぼる。

会社のせいにする。

くさる。単にへこむ。

皆さんの社員にもいると思います。

単純すぎなくらいの反応になります。

結局、新規工務店の開拓の成果は対して上がらず、会社の既存先を分けてもらうはめになりますね。

中小企業って自力。

伝票、締め書類も手書きに近いところもあったり、ここで中小企業での営業の自販力なる難しさ、苦しさをやっと理解してきた部分があります。

次第に新規先でも同時に成果が出てきたと思います。

でも、この時薄々、「BtoBは初回訪問から受注まですごい時間がかかるなぁ。」と疑問を少し持ってはいました。

それでも成長の遅い息子に父親はイライラしたことでしょう。

でも、つくづく思います。

「社員の90%は勉強しない。」

とよく耳にしますが、今思ってもまったくもって自分が一番そうでしたから(笑)

飲む、打つ、買うみたいな昭和の芸人みたいな動物的バカでした。

無知って怖い。

知識がない事に気づかない社員に限って、根拠のない自信だけで反発したり、意見してましたよね。

「義務を放棄し、権利を語る」ですよね。

中には「会社に言ってやった。」みたいな。まさに自分!!!納得です。体験済ですよ。

2代目の皆さん苦労は買ってでもしてください。肥やしにります。

若いときに苦労した方がもっといい。

2代目は「出来て当たり前、出来ないとやっぱり」と言われます。

特に悪い意味で注目を集めますので、特権もあるけど、損もありますよね。

過去に、担当先や良く知らない得意先の人に、「2代目とは」みたいな説教されたりは度々ありました。(笑)

周りからも何かあるとすぐそれではダメだ!今のままではいかん!と言われるので、だから次期2代目さんも

自分から人と距離を空けていくようになる方、多いと思います。

そうなると、2代目の扱いに困るので、教えてくれる人、近寄って公平に育ててくれる人は減ってくると思うので、

ますます孤立感に駆られてしまう。

ますます素直になれない。

だから2代目になる人こそ、「自ら」勉強するべきだと思うんです。

そうなるから気をつけろよ!なんてだーれも教えてくれません。

 

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